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七夕オリジナル

なんか勢いで書いた七夕ネタ

これはひどいww
 夏の夜に天を仰ぐと見えるあの大きな星の川が思いあう二人を隔てているのかと思うと、少しだけその星を散らしたくなる。こう、空に手を伸ばして指先であの川をかき回したくなる。・・・まぁ無理な話なのだが。だが今日ばかりは違う。そう、七夕だ。一年に一度だけ会うことを許されるその日は、天の川ですら二人を分かつのはどうやら無理なようだ。

 空を見上げようとすれば目に入る小さな細長い紙も、七夕の時にはもうおなじみになっている。俺の隣で丸くなっている僕の『織姫』も、せっかくの休みなのに日中からせっせと机に向かって書いていた。最後まで見せてはくれなかったが、ペンを走らせる彼女の横顔はどこかしらうれしそうだったのを覚えている。

 今夜は二人で星を見ようと、二階のテラスに二人腰掛けて話すことも無くただ星を見続けた。夜も更けて、僕が二度目の流れ星を見つけたとき、彼女はもう眠っていた。

「自分から言い出したのにまったく・・・ほら、起きなよ。風邪ひくよ」

 彼女の体をやさしく揺すってみるけれど、彼女は僕の手を払いのけるだけで起きる気配は無い。僕は仕方なく、用意しておいたタオルケットを彼女の体にそっとかけた。

「予想してた僕も僕だけど、君も君だよ・・・」

 半ばあきれながらも、タオルケットに包まって僕の隣で寝る彼女の顔は幸せそうだった。

「ふふ。夢の中で、出会えた?『織姫さん』」

 夏の夜空に三つ目の星が流れた。

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