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HR 変わらぬ温もり~カワラヌ ヌクモリ~②

やっとこさ更新できました。
もし万が一待ってくださっていた読者の方々いらっしゃいましたら
申し訳ありませんでした

次の更新は恐らくクリスマスネタの更新になると思います
お楽しみに

続きに更新分です
ベルカ公国 
ザンクトクラフト魔法学院 鍛錬場

 鍛錬場では、授業の一環として剣術が行われていた。生徒の振るう剣のぶつかる金属音が響くなかで、ラインハルトもまた剣を振るっていた。
 掛け声と共に繰り出される一閃が、相手のクラスメイトに正確に叩き込まれて弾き飛ばす。

「そこまで。勝者ラインハルト・クリューガー」

 担当教諭の冷静な掛け声が静かに響き、これで勝敗は決まった。
 勝者となったラインハルトは、自らが吹き飛ばした級友の元に駈け寄って引き起こした。

「大丈夫か?」

「かろうじて生きてる」

 引き起こされたクラスメイトはそのまま更衣室へと歩いていった。
 一人鍛錬場に佇んでいたラインハルトだったが、おもむろに剣を構えて見えない敵に向かって剣を振り下ろした。

「まーだやってるの?」

 夢中で剣を振っているラインハルトの後方でエルフリーデが声を掛けた。手にタオルを持って近づいてくる。
 剣を振っていた手を止めてそのタオルを受け取ったラインハルトは、いつのまにか汗まみれになっていた自らの体を拭いた。

「いや、なんとなく剣を持ってるとね」

「それって危ない人みたい」

「え・・・!?いやそんなこと・・・」

 剣型のデバイスを待機状態にして、ラインハルトも更衣室に入って着替え始めた。

「ねぇ、本当に模範実戦に出るの?」

 更衣室の扉越しにエルフリーデが尋ねた。幼馴染なのだから心配するのも当たり前だ。

「あぁ。出るよ。というより出されるよ」

「またリタ姉?」

 二人とも、歳の離れたリタには昔から世話になっていた。世話になっていたというのは少し語弊があるが、とにかく良くしてもらっていた。

「あぁ。否応無しに出ろって」

「リタ姉らしいね」

 そのうちラインハルトは着替え終わり、扉を開けて出てきた

「行くか」

 彼女は無言で頷くと、二人揃って教室へと歩いていった。冷やかされるのは分かっていたとしても。

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